カレンダーが座布団に♪

  • 2021.01.06 Wednesday
  • 23:07

JUGEMテーマ:着物 きもの

 

2021年がスタートしました。

掛けてあるカレンダーも新しいものに変わりました。

 

タペストリーカレンダー001

 

お客様から、毎年家に飾ってきた当店の「タペストリーカレンダー」を座布団にしてほしいと頼まれました。

布製のカレンダーなので、捨てるのがもったいなくて取ってあったのだそうです。

 

タペストリーカレンダー004

 

預かったカレンダーがリメイクされて可愛い座布団が完成しました♪

ちょうどカレンダーの数字が座布団の下に入り込み、カレンダー感はなくなりました。

 

タペストリーカレンダー006

 

干支にちなんだ絵柄が描かれています。

絵柄の下に年号が入っていて、もう10年以上前のものまでありました。

出来上がった座布団を見ながら、その分だけ時間が流れてきたんだな…と感慨深くなりました。

 

新しくなった座布団は、お客様に大変喜んでいただきました。

 

タペストリーカレンダー005

 

振り返って、2020年は「新型ウィルス」一色の年でしたね。

世界中の誰も経験したことのない年になりました。

いまだに先が見えず、まるで映画を見ているかのような日々が続いています。

 

私たち呉服業界に関しても、かつて戦争以外にこれほど大変な時代はなかったのではないかと言われています。

これから呉服業という伝統ある仕事どのように続けて、きもの文化を伝承して行けるかの正念場の年になると思います。

 

ともあれ

世の中がどんなに変ろうとも、時はこのカレンダーのように次に進んでいきます。

あとで振り返って良かったねと言えるような年にできたら、と思います。

どうぞ2021年もよろしくお願い致します。

 

 

#タペストリーカレンダーで座布団 #紅型カレンダーリメイク #どうなる2021年 #時は流れる

 

受け継がれる着物

  • 2019.12.31 Tuesday
  • 12:34

JUGEMテーマ:着物 きもの

 

2019年も今日で終わりですね。

今年は「平成」が終わり、「令和」の時代になりました。

元号が変わる年を経験できる回数は人生でそれ程無いと思いますので、今年は記憶に残る貴重な年だったと思います。

 

さて私事ですが、昨年白井社長が亡くなられた際に、アンサンブルの着物を形見分けで頂戴しました。

白井社長と私では身長が全然違うので、そのままでは着物丈が短すぎて着れません。

(腕の長さも違うので、もちろん裄も寸足らずです。)

 

紬アンサンブルの写真001紬500ピクセル

 

こんな場合は、「洗張り」をして仕立て替えるのが一番です!

一度着物をほどいて反物に戻してから、仕立て直すことで希望寸法に着物が生まれ変わります。

 

紬のアンサンブルの写真002

↑洗張り直後の写真です。

 

頂いた着物は内揚げがたっぷり取ってあったので、私の身長でも十分寸法が出せるものでした。

 

紬のアンサンブルの写真007600ピクセル

 

ただ、今回ひとつ気になったのが羽裏でした。

裏勝り」と言って、男の着物は「見えない裏地」にこだわりたいのです!(笑)。

 

紬のアンサンブルの写真003600ピクセル

 

そこで、これまた以前にお客様から頂いたお気に入りの羽裏があったので(これも着用してたもの)、今回の仕立て直しで使わせて頂くことにしました。

 

紬のアンサンブルの写真004600ピクセル

 

そんな訳で、「頂いた着物」と「頂いた羽裏」で自分サイズの男紬アンサンブルが完成しました!

このように、何年も前の古い着物を、新しく生まれ変わらせることが出来るのも、着物の素晴らしいところだと思います。

 

紬のアンサンブルの写真006600ピクセル

 

時代も変わりました。着物も生まれ変わりました。
恩師から受け継いだこの新しい着物で、新しい年をスタートしたいと考えております。
それでは
今年一年間お世話になった皆様、大変ありがとうございました<(_ _)>
どうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

2018年 年頭に寄せて♪

  • 2018.01.02 Tuesday
  • 11:15

JUGEMテーマ:着物 きもの

 

あけましておめでとうございます。

2018年がスタートしましたね。

むつ下北は穏やかなお正月を迎えております。

 

年賀状の集合写真

 

さて、私事ですが昨年の暮れに専務から代表取締役社長に就任いたしました。

長年「専務」と呼ばれてきたので、「社長」と言われてもまだまだ不慣れでございます(笑)。

 

もちろん父も「会長」になりましたが、元気さはいつも通りでございます(笑)。

体制は別段大きく変わってないのですが、私の中で『意識』は大きく変わったような気がしています。

 

さて、今の時代私たち呉服屋さんに求められる役割とは?

さて、このお店という船をどちらの方向へ向けて行くのか?

さて、このスタッフとどうやって進んで行くのか?

 

まだまだ暗中模索ですが、一つだけはっきりしている事があります。

 

それは

『着物ファンを増やす!』という事です。

 

世の中が物凄いスピードで変化しています。

和装文化に対する価値観も大きく変わりました。

そんな『現代』において『着物っていいな!』と思ってもらえたり、着物に袖を通して頂ける方を一人でも増やしたいと思っております。

その為に出来ることを沢山考え、提案できる年にしたいと考えております。

どうぞ皆様、今年一年よろしくお願い致します。

 

招き犬と龍村美術織物の戌

 

■新春初市 1月3日(水)より

お楽しみ『サイコロゲーム♪』で運だめし!もれなく記念品プレゼント♪

皆様のご来店お待ちしております。

 

 

きもの後藤のホームページもご覧ください

http://kimono-goto.com/

■電話0175-22-2647

 

おかげさまで創業50周年

  • 2016.01.05 Tuesday
  • 12:37
JUGEMテーマ:着物 きもの


新年おめでとうございます。

若松一本


おかげさまで弊店は今年で創業50周年を迎えました。

これもひとえに長年にわたるお力添えの賜と厚く御礼申し上げます。
本年も社員一同皆様に喜んで頂けるように励んで参ります。


今年も着物でお出掛けイベントして、着物パーティーや観劇バスツアーを開催します。
また、2016年は申年なんで、着物でウキッウキッ♪しながら(笑)、
お出掛けする機会をもっと増やしたいなあと考えております。

どうぞ本年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願い致します。

誂え浴衣は愉しみがいっぱい

  • 2015.06.20 Saturday
  • 22:11
JUGEMテーマ:着物 きもの

今年もゆかた屋がオープンしました(^^)/。
女性用だけでなく、男物や子供用まで選りすぐりの新作浴衣をたくさん展示しています。


ゆかたの反物ずらり

当店に入ると浴衣の反物がズラリと並んでいます。
というのも、当店の浴衣は寸法を測って反物からお作りする『お誂え浴衣』がメインになっているからです。

デパートやショッピングセンターに行くと特設会場でハンガーに吊り下げられた既製品の浴衣をよく見かけますね。
(もちろん当店でも取り揃えておりますが、)そのほとんどが『標準寸法』というサイズに仕立ててあり、すぐに着られるので有難くて便利なんですが、着心地という点では誂えたものとは全然違います。

自分の寸法に合わせてお仕立てする『お誂え浴衣』は大変着心地が良いんです。

そして自分専用に誂えた浴衣は気分が違います!

寸法を測ってジャストサイズでお仕立てしますので、既製品だと寸法が合わないで困っている方、
例えば背が高い方、小柄な方、ふくよかな方、超スリムな方、かっぷくが良すぎる男性方には特にお薦めです。

男の反物写真

『お誂え浴衣』は仕立屋さんが丁寧にお仕立てするので、縫製がしっかりしていて丈夫です。
その分、丁寧に一針一針縫い上げるので、出来上がりまで1か月ちょっと お時間を頂いております。

ですので、「まだ6月だし〜」なんて思わないでお早目にお考えください。
今 浴衣を選んで頂きますと、ちょうど花火大会や夏祭りの頃に出来上がって参ります。

それに今なら、たくさん揃っている中からじっくり選ぶことができますし、出来上がるまでワクワク愉しめますし、早いほうがメリットがいっぱいなんですよ〜。

今年の夏はご自分だけの『お誂え浴衣』でお出かけしてはいかがですか?
それでは皆様のご来店、お待ち申し上げております。<(_ _)>

大正友禅ゆかた

私の好きな着物

  • 2013.03.15 Friday
  • 18:24
JUGEMテーマ:着物 きもの


私の好きな着物紹介。

一見普通の『小紋』に見えますが、実はさりげなく『付下げ』のように柄の配置が決まっている『付け下げ小紋』です。
付下げ小紋001
出来上がると柄はすべて上向きになるようにちゃんと柄付けがされています。

付下げ小紋002

付下げ小紋は『付下げ』というよりは『ほぼ小紋』という感じです。
小紋のように柄数が多いうえに、柄に上下の向きがあり、衿や袵まで方向を一致させなければなりません。
ということで実は普通の付下げ以上に手が掛った染め物になっております。

付下げ小紋003

実際の反物を見てみますと袵の部分がさりげない範囲で柄合わせが出来ております。
ちなみに柄合わせの関係上仕立屋さんも大変ですので、付下げと同じ扱いになりますね。

付下げ小紋004

総柄で華やかですので、着物の楽しみが膨らむ一品だと思いますが、残念ながら、現在の着物市場では、このような『付下げ小紋』ってあまり作られておりません。
手間暇かける割に『ほぼ小紋』なので、一般的なニーズが少ないのと加工賃もかかってしまいますので生産はあまりないと思います。

ということで、一見小紋に見える『付下げ小紋』は、作る手間や仕立てる手間のかかる着物ですが、そんな風を思わせないさり気なさが日本人の奥ゆかしさを感じさせてくれます。そんなニッチな感じの付け下げ小紋は私のお気に入りです。

そして、この付け下げ小紋も出来上がりが楽しみです!(^^)!。

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

きもの後藤 店舗外観

きもの後藤MAP

編集者:きもの後藤  三代目 後藤 憲和

ブログ担当の専務

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM