JUGEMテーマ:着物 きもの
先日、東京青梅に住んでいた頃にお世話になった茶道の先生と約20年ぶりにお話しする機会がありました。
電話で話す声はとてもお元気そうで、色々話しているうちに20年前の懐かしい出来事が思い出されました。
きっと二人ともそれなりに歳を重ねていますが、お話しする限りではちっともそんな感じはせず、20年と言う時間をギュッと端折った(はしょった)みたいな感覚でした。
(先生から頂いた綺麗な胡蝶蘭。青梅に胡蝶蘭専門店ができたそうで、はるばるむつ市まで直送されてきました。)
電話したのが2月3日で、ちょうど今年の「立春」に当たる日でした。
先生は「立春なのでさっきお雛様を飾ったところなのよ」とおっしゃってました。
そして実は、その「お雛様」は20年前にお別れする時に、私が先生に差し上げた飯能焼のお雛飾りでした。
先生はそれから20年間、毎年そのお雛様を飾ってくれていたのです。
そして今年も飾ったその日に私が電話した、という凄いタイミングでした!
ちなみに、今年は1897(明治30)年以来124年ぶりに2月3日が立春となりました。
参考サイトhttps://www.jalan.net/news/article/518773/
例年の2月4日の立春であれば、まだ飾っていなかった訳で尚更びっくりしてました。
「このタイミングは何かご縁を感じますね〜」と二人で嬉しくなりました。
私はお雛様を差し上げたことをすっかり忘れてましたが(苦笑)、「お雛様」がしっかりと繋げてくれていたのでした。
(懐かしい気持ちで、同じ時に買った飯能焼のお雛様を飾ってみました。)
人は歳を重ねますが、飯能焼のお雛様は以前と何も変わっていませんでした。
そんな訳で、今年は特別な気持ちで迎える桃の節句となりました。
#お雛様 #飯能焼のお雛様 #桃の節句 #時間を繋げるお雛様 #人は変わっても焼き物は変わらない #変わるものと変わらないもの
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2021年がスタートしました。
掛けてあるカレンダーも新しいものに変わりました。
お客様から、毎年家に飾ってきた当店の「タペストリーカレンダー」を座布団にしてほしいと頼まれました。
布製のカレンダーなので、捨てるのがもったいなくて取ってあったのだそうです。
預かったカレンダーがリメイクされて可愛い座布団が完成しました♪
ちょうどカレンダーの数字が座布団の下に入り込み、カレンダー感はなくなりました。
干支にちなんだ絵柄が描かれています。
絵柄の下に年号が入っていて、もう10年以上前のものまでありました。
出来上がった座布団を見ながら、その分だけ時間が流れてきたんだな…と感慨深くなりました。
新しくなった座布団は、お客様に大変喜んでいただきました。
振り返って、2020年は「新型ウィルス」一色の年でしたね。
世界中の誰も経験したことのない年になりました。
いまだに先が見えず、まるで映画を見ているかのような日々が続いています。
私たち呉服業界に関しても、かつて戦争以外にこれほど大変な時代はなかったのではないかと言われています。
これから呉服業という伝統ある仕事どのように続けて、きもの文化を伝承して行けるかの正念場の年になると思います。
ともあれ
世の中がどんなに変ろうとも、時はこのカレンダーのように次に進んでいきます。
あとで振り返って良かったねと言えるような年にできたら、と思います。
どうぞ2021年もよろしくお願い致します。
#タペストリーカレンダーで座布団 #紅型カレンダーリメイク #どうなる2021年 #時は流れる
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JUGEMテーマ:着物 きもの
今年は新型コロナウィルスの影響で着物を着る機会がほとんど無く残念な日々が続いております。
季節の行事もなく時間だけが刻々と流れ、いつの間にか紅葉真っ盛りになっていた10月最終日。
せっかくなので
「コロナに負けないで気分をリフレッシュしよう!」
「大変な2020年に少しでも着物姿を残そう!」と『着物で紅葉狩り』に出かけました。
目的地は下北の紅葉の名所「薬研渓流」。
当日は天候にめぐまれ日差しが強く感じるほどのお出掛け日和。
朝日に照らされた山々はきれいな色を帯びてちょうど見頃を迎えていました。
さっそく綺麗な景色をバックに着物姿で記念撮影♪
着物でお出掛けしているのは私たちだけ、自然の中に着物姿のプチ贅沢時間♪
青い空と赤や黄色の山々、そして足元を流れる川のせせらぎに癒されます。
おかげさまでコロナ禍を忘れて気持ちの良い時間となりました。
古い写真が残っているのですが、初代社長の頃から足を運んでいる薬研の紅葉狩りに今年も来ることができて良かったです。
http://blog.kimono-goto.com/?eid=125
そして今年はパートナーも一緒に来ることが出来ました。
2020年はいろいろなことが重なった特別な紅葉狩りになりました。
2020年の悲喜こもごもの記録として、ここに記しておこうと思います。
そんな2020年も残すところひと月あまり、今できることを考えて前に進んでいきたいと思います。
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JUGEMテーマ:インテリア小物・雑貨
先日30歳ぐらいの男性が来店されて、赤ちゃんを負ぶったまま羽織れる綿入れ袢纏が欲しいとの事でした。
いわゆる『ねんねこ袢纏』と言われるもので、私が子供の頃はどの家庭にもあったのですが、最近ねんねこ袢纏で赤ちゃんを負ぶっている人を目かけなくなりました。
以前はねんねこ袢纏を仕立ててくれる人が近所にいたものですが、今はそういう人もいなくなりました。
その方は懐かしい思い出があるので、自分の子供にもねんねこ袢纏でおんぶしてあげたいとのこと。
あいにく当店では扱っていなかったのですが、ねんねこ袢纏ではなく大き目の綿入れ袢纏をお買い上げいただきました。
綿入れ袢纏販売中♪ ↑赤縞袖付き10,000円+税
その後その方と話が盛り上がり、1時間ぐらい話をしてしまいました(笑)。
帰り際にその方から
「コロナ感染以降、買い物に行って人と話すことがほとんど無くなったけれど、今日は久しぶりにお店の人とこうやって話ができて嬉しかったです!」と言われました。
話を聞くと、コロナ禍でチェーンストアではセルフレジ形式になり、買い物に行ってもお店の人と話をする機会がほとんど無くなったそうです。
密を避ける世の中になり人と人の繋がりが薄くなっているのかな?って思いました。
食事会や飲み会など、人が交流する機会も減ってしまいました。
感染予防が進むほど人が接触しなくなり、感染は防げるけど人同士が直接繋がる機会が減っているんですね。
感染予防と人の繋がりの両立、なんとも難しいですね。
今回の接客でそんなことに気づきました。
いずれにせよ、コロナ禍の今だからこそ、感染予防には気を付けながら、
来店された皆様にはできる限りの誠実さと温かい心をもって丁寧に接客していこうと思いました。
お店では綿入れ袢纏販売中です♪
そちらもよろしくお願いします。
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2020年10月14日(水)にリンクステーションホール青森で開催された狂言特別公演を観劇に行ってきました。
コロナ禍の影響で開催できるか当日まで気が気でありませんでしたが、無事に開催できて何よりでした😊
会場では新しい生活様式が至る所になされていました。
入口には新型センサーの温度計が設置されていて、座席も一席ずつ空けて密にならないような配慮がされていました。
また、観たいけど感染不安で会場に行けないという方のために、別会場からリモート鑑賞できるようにな工夫までされていました。
コロナ禍でイベントを開催するというのは大変な苦労がある事と思いますが、細心の注意が払われた環境で安心して観劇することができました。
青森特別公演では
「蚊相撲(かずもう」
「川上(かわかみ)」
「樋の酒(ひのさけ)」
の3つの演目が上演されました。
今回も野村萬斎さんが演目の見どころをお話してくれたので、どれも楽しく観劇することができました。
蚊の精(妖精)が出てくる「蚊相撲」、蚊を精(妖精)にしちゃう狂言の世界は本当に面白いと思いました(笑)。
本来ならお客様に沢山声をかけて一緒に観劇する予定でしたが、コロナ禍のため最少人数でのお出かけとなりました。
また会場の売店はいつもは芋洗い(笑)みたいな人混みだったのが、コロナ禍ではそれも縮小。
全てがbeforeコロナとは違うのだと思いました。
演者の皆さまも大変な日々が続くと思いますが、文化伝承の火を灯し続けて頂きたいと思います。
私たち呉服屋も厳しい環境が続いてストレスも溜まりますので、沢山笑ってちょうど良いリフレッシュになりました(笑)。
それと観劇前に食べた「川よし」の鰻も最高でした!
何事も一流ってすごいと実感しました。
今回の公演が行われた後、県内ではコロナ感染が急拡大したので、ギリギリセーフのちょうど良いタイミングのお出かけだったと思います。
↑翌日には東奥日報に大きく掲載されていました。
まだまだwithコロナが続きます。
色々と気をつけながら楽しむようにしていけなければなりませんね。
JUGEMテーマ:着物 きもの
2020年はコロナに振り回され、あっという間に紅葉のきれいな季節になりました。
さて、当店では10月25日(日)より展示会を開催しています。
コロナ禍の影響で当店では展示会を控えておりましたので、しばらくぶりの展示会開催となりました。
withコロナ時代を迎え、新しい生活様式と言われていますが、当店でも皆様に安心してご来場いただけるように感染症対策をしっかり行って開催しております。
久しぶりにご来場いただいた皆様は、会場に飾ったきれいな着物を見て喜んでいただいております。
着物には工芸品のような「美しさ」や「優雅さ」を見ることもできますし、手仕事の着物や日本古来の文様に「和み」を感じることもできるので、そんな着物を見ると気分リフレッシュしていただけるのだと思います。
秋から冬のこれからの季節は、着物を着るにはぴったりな季節なので、少しずつ着物生活が日常に戻ってきていただければと願っております。
また、コロナ禍が落ち着いてきたときの楽しみとして、今から少し未来の着物のことを考えてみてはいかがですか?
お時間ありましたらぜひリフレッシュしにお出かけください。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
コロナ禍の影響もあり、しばらくぶりの投稿になってしまいました。
2020年、突如現れた『新型コロナウィルス COVID-19』は人々を不安と恐怖に陥れました。
約半年が経った9月現在でも、未だ有効な手立てが無く、未知のウィルス感染に不安を抱く日が続いています。
そしてコロナ禍は我々呉服業界にも大変な打撃となっております。
感染当初はマスクを手作りして困っている方々のお役に立てた事もありましたが、一方で新型コロナウィルスは着物を着る機会をことごとく奪っていきました。
コロナ禍の影響で、卒業式、入学式、結婚式、式典、お祭り、発表会など着物を着るイベントがみんな中止になりました。
感染の不安状態では着物を着ることができないのです。
ただ、感染拡大の第二波がピークを過ぎたあたりから、少しずつ世の中の空気感が変わってきたように感じます。
ウィルス発生から時間が経ち、防止対策も浸透して、みんなが少しずつ『コロナ慣れ』してきたのかもしれないですね。
このまま収束してくれたら一番良いのですが、そんな訳にもいかないでしょう。
いつまでもこのままではいられないので、感染対策をしっかり行いながら以前のような生活を送ろうという、
まさに『withコロナ時代』の到来ですね。
当店でもウィルス感染予防対策をしっかり行っており、むつ市感染症対策あんしん店舗175号にも認定されました。
むつ市の「お客様のための安心・安全のための6つのとりくみ」の他にも
青森県の「新しい生活様式」にも対応し感染拡大の防止に努めています。
そしてwithコロナ時代の到来は
『仕事の意味が問われる新しい時代』の到来
だと感じています。
・『求められている物事が仕事』
コロナ禍で人々のライフスタイルは一変しました。
withコロナ時代に求められる事は何か?
今こそ商売の基本にしっかりと向き合う時なのだと感じています。
・『人の喜びを喜びとする』
そして、どうすればwithコロナ時代でも喜んでもらえるか?
この機会にしっかりと見つめ直して行きたいと思います。
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前回のブログから約5カ月、まさかこれほど世の中が変わるとは想像だにしていませんでした。
『新型コロナウィルス COVID-19』
1月頃から報道され瞬く間に世界中に感染拡大し、日常が一変してしまいました。
もしかしたら目の前の人が感染者かも…もしかしたら自分が…人々を見えない恐怖に陥れました。
しかもウィルスが自ら広まるのではなく、人々がウィルスを広めるという皮肉。
グローバル社会の一番の強みが、感染症ではウィークポイントに。
海外へ行くことはもとより、県外への移動もままならず、まるで何十年も昔に逆戻りしたみたい(苦笑)。
この状況で今できる事は何か?
大変な中に何かを見つけられないか?
そこで3月上旬から取り掛かった『手作りマスク』。
あれから2か月、ほぼ毎日マスクの日々でした(笑)。
・商売の基本である『求められている物事が仕事』
・恩師の言葉『人の喜びを喜びとする』
・『まちゼミ』から派生した繁盛店研修での『オリジナル商品開発』の学び
いろんなものが繋がった結果だと思います。
コロナ禍で困っている人やお店を繋ぐ取り組み『WIN-WINプロジェクト』が立ち上がった際に、
主催の(一社)むつ青年会議所(JC)さんから声を掛けて頂いたことで、手作りマスクの事が多くの人に広がりました。
『WIN-WINプロジェクト』 http://mutsu-jc.com/winwin/
ネットを見た、テレビで見た、新聞で見たという方から注文を頂き、今まで繋がることが無い方と繋がる商いになりました。
決して本業では無いので、売り上げにはほとんど寄与しませんが、マスク不足で困っている方のお役に立てたのは事実です。
今必要とされている事ができて良かった、皆様から喜ばれて純粋に嬉しいと感じました。
これまでの商いとは違う体験ができたような気がします。
今回のことについて読売新聞にも掲載して頂きました。
読売新聞2020年5月4日(月)県内情報
掲載された記事を見て注文を頂いた方には
「同じ大学だったから嬉しくて!」という方もいてびっくり!(笑)
コロナ禍がご縁で全国の色んな方と繋がることができました。
マスクが届いた報告を頂いたり、「可愛い柄で娘が喜びます」「今度遊びにいらして下さい」とまで言われたり、なんだかとってあったかくなりました。
他にも色んな「気づき」がありました。
「既存の枠を越えた繋がり」
「自分と相手の視点の変換」
「デジタルツールの重要性」
「時代に合わせた販売体制の見直し」
「とりあえず、まずやってみる」
「ライフスタイルの見直し」
「立ち止まる・休むことの重要性」
ある意味コロナ禍がなければ気づかなかったことです。
全てがマイナスな物なんて無いものだな、と感じています。
疫病退散の「アマビエ」とむつ市のイメージキャラクター「ムチュラン」も繋がりましたね(笑)
最近は、ようやくコロナ禍が収まってきたニュースも耳にするようになりました。
この出来事が収束した先がどうなっていくのか?
次に何をすれば良いのか?
着物屋としてできることは何か?
そして、これからどう繋がっていくか?
次なる課題が始まっています。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2019年も今日で終わりですね。
今年は「平成」が終わり、「令和」の時代になりました。
元号が変わる年を経験できる回数は人生でそれ程無いと思いますので、今年は記憶に残る貴重な年だったと思います。
さて私事ですが、昨年白井社長が亡くなられた際に、アンサンブルの着物を形見分けで頂戴しました。
白井社長と私では身長が全然違うので、そのままでは着物丈が短すぎて着れません。
(腕の長さも違うので、もちろん裄も寸足らずです。)
こんな場合は、「洗張り」をして仕立て替えるのが一番です!
一度着物をほどいて反物に戻してから、仕立て直すことで希望寸法に着物が生まれ変わります。
↑洗張り直後の写真です。
頂いた着物は内揚げがたっぷり取ってあったので、私の身長でも十分寸法が出せるものでした。
ただ、今回ひとつ気になったのが羽裏でした。
「裏勝り」と言って、男の着物は「見えない裏地」にこだわりたいのです!(笑)。
そこで、これまた以前にお客様から頂いたお気に入りの羽裏があったので(これも着用してたもの)、今回の仕立て直しで使わせて頂くことにしました。
そんな訳で、「頂いた着物」と「頂いた羽裏」で自分サイズの男紬アンサンブルが完成しました!
このように、何年も前の古い着物を、新しく生まれ変わらせることが出来るのも、着物の素晴らしいところだと思います。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2019年11月、お世話になった白井社長の奥様が逝去されたとのお知らせが届きました。
昨年白井社長が亡くなって以来、ちょうど1年ぶりに東京青梅市へ。
平成7年〜平成12年。
呉服屋の修業中、まだまだ未熟な丁稚小僧だった私に、呉服屋としての必要な礼儀作法や、掃除の仕方などをみっちり躾けて頂きました。当時教えられた事は身体に染み込んでいて、今でも日々の振る舞いの基本になっていると思います。
そして呉服屋の息子は、ある意味ボンボン育ち(笑)。
そんな若者を甘やかさず『厳しく躾ける』という『奥様なりの役目』をしっかりと果たされた方だったと思います。
今回、奥様の葬儀には全国から11名の丁稚卒業生が集まりました。
時代は『平成』から『令和』へ
『平成』時代に修業した私たちですが、
『令和』になり、大きな節目を迎えたように感じています。
さて、これからの新しい時代をどう生きるか?
JUGEMテーマ:着物 きもの
9月6日(金)〜9日(月)までの4日間、「宮廷の雅 十二単展」を開催しました。
令和元年記念として開催した「十二単展」。
これから「即位礼正殿の儀」も行われますので、ちょうど良いタイミングで皆様にお披露目できて良かったと思っております。
十二単展のことが、2019年9月7日(土)の東奥日報朝刊に掲載されたので、遠方からも沢山の皆様にご来場いただきました。
実はこの「十二単」は、私にとって沢山の思い入れのあるものでした。
2017年に私が社長になるタイミングで、修行先のお店「創作呉服しらい」の閉店が決まりました。
2018年4月に「継承展」を開催するにあたり何度か足を運ばせて頂きました。
http://blog.kimono-goto.com/?eid=130
そして一年前、恩師が旅立ちました。
http://blog.kimono-goto.com/?eid=133
その形見として大切な大切な十二単を譲って頂きました。
不思議なタイミングと色々な出来事が重なって、今回十二単を飾ることが出来たので、その経緯も記事にして頂いて、本当に有難かったです。
元号が令和になったタイミングで開催出来たことも不思議に感じます。
十二単と共に届いた資料の中に、約40年前(昭和53年 西暦1978年)の新聞掲載記事がありました。
白井社長がこの十二単を発表した時に新聞に掲載された記事です。
なんと白井社長は当時47歳で今の自分と同じ年でした!つくづくご縁を感じます。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
去る8月25日(日)
市内のレストラン「パザパ」さん(ホームページ http://pas-a-pas-shimokita.com/ )とコラボして浴衣イベントを開催しました。
むつ下北の人たちは案外と浴衣を着る機会が無いのです。
持っているけど着る機会が無いというお話も良く聞きます。
そこで、気軽に浴衣を着て楽しんで貰えれば、と言う想いでこの企画が立ち上がりました。
初めてのイベントでしたので、どんな反応になるか?
開けて見ないと分からないのですが、お陰様で当日は沢山の皆様にご参加頂くことができました。
せっかく浴衣姿で参加頂くのだから、和の雰囲気で盛り上がるお楽しみ企画をセッティングしました。
まず一つ目が尺八演奏です♪
タイミングよく知り合えた事もあり(笑)、快く演奏を引き受けて頂きました。
尺八の音色がレストラン内に心地よく響き渡り、夏の夜の食事会にピッタリでした!
続いて登場いただいたのは、祭囃子の横笛奏者です♪
同じく私の無茶ぶりなお願いにも関わらず(笑)、快諾して頂き、演奏を披露して頂くことになりました。
演奏も次第に盛り上がり、最後はネブタ囃子で、跳人(ハネト)男児まで飛び入り参加となりました!
是非また来年も開催できればと思っております。
そして、関係各位の皆様ご協力頂きまして、誠に有難うございました!<(_ _)>
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2019年8月18日〜20日の3日間、令和最初の田名部まつりが開催されました。
その最終日8月20日に一日限定で、小川町の旧店舗をオープンしました。
2010年に新店舗に移転したので9年ぶり。
と言っても商品は何も飾ったりもせず、ウィンドウを見せるようにしただけで、玄関のカギは閉まっておりますが(笑)。
旧店舗のお向いが小川町 義勇組の山車小屋という事もあり、山車に装着するパネルなどをお祭り期間中預る事になりました。
せっかくなのでウィンドウに飾らせて頂きたいと打診したところ、OKとのお返事を頂きました。
ウィンドウにピッタリ収まった「御簾」は、夜には灯りがついてとっても良い雰囲気になりました。
真夜中12時過ぎて義勇組の山車が帰って来たのを真ん前に見ながら旧店舗にて知人と乾杯♪
お祭りも最後ということで祭囃子と掛け声も最高潮。
山車と共にウィンドウに飾られた御簾を見に義勇組の人たちが大勢集まって来て、評判も上々でした。
ということで、令和最初の田名部祭りは、一日限定の最高の一夜となりました!
]]>JUGEMテーマ:着物 きもの
前回は、当店がこだわっている『水通し加工』についてお伝えしました。
後藤のこだわり浴衣 前編:水通しについて http://blog.kimono-goto.com/?eid=142
今回はその続きです。
水通しが終わった浴衣は、仕立て屋さんの手仕事で一枚の布地から着物へと作られて行きます。
お客様の寸法に合わせてヘラ付けを行っている様子。
浴衣の色に合わせて、縫い糸の色を決めます。
一針一針丁寧に縫っていきます。
意外とスピーディーに縫い上がっていく様子には、熟練の技を感じます。
柄合わせを考えながらコテで整えている様子。
縫いあがった所にコテを当てて「きせ」をかけます。
完成写真(前)
雪花絞りの素敵な浴衣の完成です。
柄合わせもバランス良く仕立てあがりました。
完成写真(後ろ)
雪花絞りを囲む亀甲模様も綺麗に並んでいて、とても映えますね。
仕立上がった浴衣は、寸法通りに出来上がっているか?柄合せは指定通りになっているか?
など丁寧に検品を行います。
検品も済んだら畳んで「たとう紙」に入れて『誂え浴衣』の完成。
ようやくお客様の元に届くことになります。
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後藤では季節の着物取り合わせやコーディネート相談、タンスの着物相談『タンスコンシェルジュ』も承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
青森県むつ市金谷1丁目14-19
電話0175-22-2647
定休日:水曜日
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JUGEMテーマ:着物 きもの
夏祭りや夕涼み会など、浴衣の似合う季節となりましたね!
さて、当店の誂え浴衣は、実はとってもこだわっている事があります。
それは『水通し加工』です。
一般的な誂え浴衣は、お買上→採寸→仕立て→完成
当店の誂え浴衣は、 お買上→採寸→水通し加工→仕立て→完成
となります。
この水通し加工をすることによって、
●生地の風合いが良くなり着心地が抜群!
●色落ちしにくくなる
●仕立てた後に生地が縮まず、寸法が狂いにくくなる
などメリットが沢山あります。
せっかくの誂え浴衣なので、生地本来の着心地を味わってほしいと思い、水通し加工をするようになりました。
それでは、こだわりの『水通し作業』を順を追って紹介します。
?加工前(お買上の状態)
↓
?検品して折り畳む
↓
?たっぷりと水に浸す
↓
?手洗いで糊を落とします。水を入れ替えて何度か繰り返します。
(洗剤は使いません)
↓
?水から出して軽く絞る
(まだ水をたっぷり含んだ状態です)
↓
?濡れた生地を手で少しずつ整えます
↓
?乾いた布で、水気を吸い取ります
↓
?竿に吊るして干し、自然乾燥させる
↓
★ここがポイント!
?吊るした浴衣の山と谷の部分に糊ムラが出ないように、1時間ごとに山をずらして丁寧に乾かします
↓
?出来上がり!
9割がた乾かしてからルーズに仕上げます。 できるだけ生地の自然な風合いを重視しています。
これでようやく水通しの完成です。
この後、いよいよ仕立て屋さんが寸法に合わせて縫い上げて行きます。
『水通し加工』は、たった一工程ですが、とっても大切な作業になります。
当店の誂え浴衣は、このようにお客様を想い、手間を惜しまず一反一反丁寧にお作りしています。
※『誂え浴衣』は仕立上るまで時間がかかりますので、お早めにご用命ください。
(仕立て状況にもよりますが1週間〜2週間ぐらい)
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後藤では着物専門店ならではの夏の着物を多数ご用意しております。
また、季節の着物取り合わせやコーディネート相談、タンスの着物相談『タンスコンシェルジュ』も承っております。
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