JUGEMテーマ:着物 きもの
先日、東京青梅に住んでいた頃にお世話になった茶道の先生と約20年ぶりにお話しする機会がありました。
電話で話す声はとてもお元気そうで、色々話しているうちに20年前の懐かしい出来事が思い出されました。
きっと二人ともそれなりに歳を重ねていますが、お話しする限りではちっともそんな感じはせず、20年と言う時間をギュッと端折った(はしょった)みたいな感覚でした。
(先生から頂いた綺麗な胡蝶蘭。青梅に胡蝶蘭専門店ができたそうで、はるばるむつ市まで直送されてきました。)
電話したのが2月3日で、ちょうど今年の「立春」に当たる日でした。
先生は「立春なのでさっきお雛様を飾ったところなのよ」とおっしゃってました。
そして実は、その「お雛様」は20年前にお別れする時に、私が先生に差し上げた飯能焼のお雛飾りでした。
先生はそれから20年間、毎年そのお雛様を飾ってくれていたのです。
そして今年も飾ったその日に私が電話した、という凄いタイミングでした!
ちなみに、今年は1897(明治30)年以来124年ぶりに2月3日が立春となりました。
参考サイトhttps://www.jalan.net/news/article/518773/
例年の2月4日の立春であれば、まだ飾っていなかった訳で尚更びっくりしてました。
「このタイミングは何かご縁を感じますね〜」と二人で嬉しくなりました。
私はお雛様を差し上げたことをすっかり忘れてましたが(苦笑)、「お雛様」がしっかりと繋げてくれていたのでした。
(懐かしい気持ちで、同じ時に買った飯能焼のお雛様を飾ってみました。)
人は歳を重ねますが、飯能焼のお雛様は以前と何も変わっていませんでした。
そんな訳で、今年は特別な気持ちで迎える桃の節句となりました。
#お雛様 #飯能焼のお雛様 #桃の節句 #時間を繋げるお雛様 #人は変わっても焼き物は変わらない #変わるものと変わらないもの
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2021年がスタートしました。
掛けてあるカレンダーも新しいものに変わりました。
お客様から、毎年家に飾ってきた当店の「タペストリーカレンダー」を座布団にしてほしいと頼まれました。
布製のカレンダーなので、捨てるのがもったいなくて取ってあったのだそうです。
預かったカレンダーがリメイクされて可愛い座布団が完成しました♪
ちょうどカレンダーの数字が座布団の下に入り込み、カレンダー感はなくなりました。
干支にちなんだ絵柄が描かれています。
絵柄の下に年号が入っていて、もう10年以上前のものまでありました。
出来上がった座布団を見ながら、その分だけ時間が流れてきたんだな…と感慨深くなりました。
新しくなった座布団は、お客様に大変喜んでいただきました。
振り返って、2020年は「新型ウィルス」一色の年でしたね。
世界中の誰も経験したことのない年になりました。
いまだに先が見えず、まるで映画を見ているかのような日々が続いています。
私たち呉服業界に関しても、かつて戦争以外にこれほど大変な時代はなかったのではないかと言われています。
これから呉服業という伝統ある仕事どのように続けて、きもの文化を伝承して行けるかの正念場の年になると思います。
ともあれ
世の中がどんなに変ろうとも、時はこのカレンダーのように次に進んでいきます。
あとで振り返って良かったねと言えるような年にできたら、と思います。
どうぞ2021年もよろしくお願い致します。
#タペストリーカレンダーで座布団 #紅型カレンダーリメイク #どうなる2021年 #時は流れる
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JUGEMテーマ:着物 きもの
今年は新型コロナウィルスの影響で着物を着る機会がほとんど無く残念な日々が続いております。
季節の行事もなく時間だけが刻々と流れ、いつの間にか紅葉真っ盛りになっていた10月最終日。
せっかくなので
「コロナに負けないで気分をリフレッシュしよう!」
「大変な2020年に少しでも着物姿を残そう!」と『着物で紅葉狩り』に出かけました。
目的地は下北の紅葉の名所「薬研渓流」。
当日は天候にめぐまれ日差しが強く感じるほどのお出掛け日和。
朝日に照らされた山々はきれいな色を帯びてちょうど見頃を迎えていました。
さっそく綺麗な景色をバックに着物姿で記念撮影♪
着物でお出掛けしているのは私たちだけ、自然の中に着物姿のプチ贅沢時間♪
青い空と赤や黄色の山々、そして足元を流れる川のせせらぎに癒されます。
おかげさまでコロナ禍を忘れて気持ちの良い時間となりました。
古い写真が残っているのですが、初代社長の頃から足を運んでいる薬研の紅葉狩りに今年も来ることができて良かったです。
http://blog.kimono-goto.com/?eid=125
そして今年はパートナーも一緒に来ることが出来ました。
2020年はいろいろなことが重なった特別な紅葉狩りになりました。
2020年の悲喜こもごもの記録として、ここに記しておこうと思います。
そんな2020年も残すところひと月あまり、今できることを考えて前に進んでいきたいと思います。
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JUGEMテーマ:インテリア小物・雑貨
先日30歳ぐらいの男性が来店されて、赤ちゃんを負ぶったまま羽織れる綿入れ袢纏が欲しいとの事でした。
いわゆる『ねんねこ袢纏』と言われるもので、私が子供の頃はどの家庭にもあったのですが、最近ねんねこ袢纏で赤ちゃんを負ぶっている人を目かけなくなりました。
以前はねんねこ袢纏を仕立ててくれる人が近所にいたものですが、今はそういう人もいなくなりました。
その方は懐かしい思い出があるので、自分の子供にもねんねこ袢纏でおんぶしてあげたいとのこと。
あいにく当店では扱っていなかったのですが、ねんねこ袢纏ではなく大き目の綿入れ袢纏をお買い上げいただきました。
綿入れ袢纏販売中♪ ↑赤縞袖付き10,000円+税
その後その方と話が盛り上がり、1時間ぐらい話をしてしまいました(笑)。
帰り際にその方から
「コロナ感染以降、買い物に行って人と話すことがほとんど無くなったけれど、今日は久しぶりにお店の人とこうやって話ができて嬉しかったです!」と言われました。
話を聞くと、コロナ禍でチェーンストアではセルフレジ形式になり、買い物に行ってもお店の人と話をする機会がほとんど無くなったそうです。
密を避ける世の中になり人と人の繋がりが薄くなっているのかな?って思いました。
食事会や飲み会など、人が交流する機会も減ってしまいました。
感染予防が進むほど人が接触しなくなり、感染は防げるけど人同士が直接繋がる機会が減っているんですね。
感染予防と人の繋がりの両立、なんとも難しいですね。
今回の接客でそんなことに気づきました。
いずれにせよ、コロナ禍の今だからこそ、感染予防には気を付けながら、
来店された皆様にはできる限りの誠実さと温かい心をもって丁寧に接客していこうと思いました。
お店では綿入れ袢纏販売中です♪
そちらもよろしくお願いします。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2020年10月14日(水)にリンクステーションホール青森で開催された狂言特別公演を観劇に行ってきました。
コロナ禍の影響で開催できるか当日まで気が気でありませんでしたが、無事に開催できて何よりでした😊
会場では新しい生活様式が至る所になされていました。
入口には新型センサーの温度計が設置されていて、座席も一席ずつ空けて密にならないような配慮がされていました。
また、観たいけど感染不安で会場に行けないという方のために、別会場からリモート鑑賞できるようにな工夫までされていました。
コロナ禍でイベントを開催するというのは大変な苦労がある事と思いますが、細心の注意が払われた環境で安心して観劇することができました。
青森特別公演では
「蚊相撲(かずもう」
「川上(かわかみ)」
「樋の酒(ひのさけ)」
の3つの演目が上演されました。
今回も野村萬斎さんが演目の見どころをお話してくれたので、どれも楽しく観劇することができました。
蚊の精(妖精)が出てくる「蚊相撲」、蚊を精(妖精)にしちゃう狂言の世界は本当に面白いと思いました(笑)。
本来ならお客様に沢山声をかけて一緒に観劇する予定でしたが、コロナ禍のため最少人数でのお出かけとなりました。
また会場の売店はいつもは芋洗い(笑)みたいな人混みだったのが、コロナ禍ではそれも縮小。
全てがbeforeコロナとは違うのだと思いました。
演者の皆さまも大変な日々が続くと思いますが、文化伝承の火を灯し続けて頂きたいと思います。
私たち呉服屋も厳しい環境が続いてストレスも溜まりますので、沢山笑ってちょうど良いリフレッシュになりました(笑)。
それと観劇前に食べた「川よし」の鰻も最高でした!
何事も一流ってすごいと実感しました。
今回の公演が行われた後、県内ではコロナ感染が急拡大したので、ギリギリセーフのちょうど良いタイミングのお出かけだったと思います。
↑翌日には東奥日報に大きく掲載されていました。
まだまだwithコロナが続きます。
色々と気をつけながら楽しむようにしていけなければなりませんね。
JUGEMテーマ:着物 きもの
2020年はコロナに振り回され、あっという間に紅葉のきれいな季節になりました。
さて、当店では10月25日(日)より展示会を開催しています。
コロナ禍の影響で当店では展示会を控えておりましたので、しばらくぶりの展示会開催となりました。
withコロナ時代を迎え、新しい生活様式と言われていますが、当店でも皆様に安心してご来場いただけるように感染症対策をしっかり行って開催しております。
久しぶりにご来場いただいた皆様は、会場に飾ったきれいな着物を見て喜んでいただいております。
着物には工芸品のような「美しさ」や「優雅さ」を見ることもできますし、手仕事の着物や日本古来の文様に「和み」を感じることもできるので、そんな着物を見ると気分リフレッシュしていただけるのだと思います。
秋から冬のこれからの季節は、着物を着るにはぴったりな季節なので、少しずつ着物生活が日常に戻ってきていただければと願っております。
また、コロナ禍が落ち着いてきたときの楽しみとして、今から少し未来の着物のことを考えてみてはいかがですか?
お時間ありましたらぜひリフレッシュしにお出かけください。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
コロナ禍の影響もあり、しばらくぶりの投稿になってしまいました。
2020年、突如現れた『新型コロナウィルス COVID-19』は人々を不安と恐怖に陥れました。
約半年が経った9月現在でも、未だ有効な手立てが無く、未知のウィルス感染に不安を抱く日が続いています。
そしてコロナ禍は我々呉服業界にも大変な打撃となっております。
感染当初はマスクを手作りして困っている方々のお役に立てた事もありましたが、一方で新型コロナウィルスは着物を着る機会をことごとく奪っていきました。
コロナ禍の影響で、卒業式、入学式、結婚式、式典、お祭り、発表会など着物を着るイベントがみんな中止になりました。
感染の不安状態では着物を着ることができないのです。
ただ、感染拡大の第二波がピークを過ぎたあたりから、少しずつ世の中の空気感が変わってきたように感じます。
ウィルス発生から時間が経ち、防止対策も浸透して、みんなが少しずつ『コロナ慣れ』してきたのかもしれないですね。
このまま収束してくれたら一番良いのですが、そんな訳にもいかないでしょう。
いつまでもこのままではいられないので、感染対策をしっかり行いながら以前のような生活を送ろうという、
まさに『withコロナ時代』の到来ですね。
当店でもウィルス感染予防対策をしっかり行っており、むつ市感染症対策あんしん店舗175号にも認定されました。
むつ市の「お客様のための安心・安全のための6つのとりくみ」の他にも
青森県の「新しい生活様式」にも対応し感染拡大の防止に努めています。
そしてwithコロナ時代の到来は
『仕事の意味が問われる新しい時代』の到来
だと感じています。
・『求められている物事が仕事』
コロナ禍で人々のライフスタイルは一変しました。
withコロナ時代に求められる事は何か?
今こそ商売の基本にしっかりと向き合う時なのだと感じています。
・『人の喜びを喜びとする』
そして、どうすればwithコロナ時代でも喜んでもらえるか?
この機会にしっかりと見つめ直して行きたいと思います。
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前回のブログから約5カ月、まさかこれほど世の中が変わるとは想像だにしていませんでした。
『新型コロナウィルス COVID-19』
1月頃から報道され瞬く間に世界中に感染拡大し、日常が一変してしまいました。
もしかしたら目の前の人が感染者かも…もしかしたら自分が…人々を見えない恐怖に陥れました。
しかもウィルスが自ら広まるのではなく、人々がウィルスを広めるという皮肉。
グローバル社会の一番の強みが、感染症ではウィークポイントに。
海外へ行くことはもとより、県外への移動もままならず、まるで何十年も昔に逆戻りしたみたい(苦笑)。
この状況で今できる事は何か?
大変な中に何かを見つけられないか?
そこで3月上旬から取り掛かった『手作りマスク』。
あれから2か月、ほぼ毎日マスクの日々でした(笑)。
・商売の基本である『求められている物事が仕事』
・恩師の言葉『人の喜びを喜びとする』
・『まちゼミ』から派生した繁盛店研修での『オリジナル商品開発』の学び
いろんなものが繋がった結果だと思います。
コロナ禍で困っている人やお店を繋ぐ取り組み『WIN-WINプロジェクト』が立ち上がった際に、
主催の(一社)むつ青年会議所(JC)さんから声を掛けて頂いたことで、手作りマスクの事が多くの人に広がりました。
『WIN-WINプロジェクト』 http://mutsu-jc.com/winwin/
ネットを見た、テレビで見た、新聞で見たという方から注文を頂き、今まで繋がることが無い方と繋がる商いになりました。
決して本業では無いので、売り上げにはほとんど寄与しませんが、マスク不足で困っている方のお役に立てたのは事実です。
今必要とされている事ができて良かった、皆様から喜ばれて純粋に嬉しいと感じました。
これまでの商いとは違う体験ができたような気がします。
今回のことについて読売新聞にも掲載して頂きました。
読売新聞2020年5月4日(月)県内情報
掲載された記事を見て注文を頂いた方には
「同じ大学だったから嬉しくて!」という方もいてびっくり!(笑)
コロナ禍がご縁で全国の色んな方と繋がることができました。
マスクが届いた報告を頂いたり、「可愛い柄で娘が喜びます」「今度遊びにいらして下さい」とまで言われたり、なんだかとってあったかくなりました。
他にも色んな「気づき」がありました。
「既存の枠を越えた繋がり」
「自分と相手の視点の変換」
「デジタルツールの重要性」
「時代に合わせた販売体制の見直し」
「とりあえず、まずやってみる」
「ライフスタイルの見直し」
「立ち止まる・休むことの重要性」
ある意味コロナ禍がなければ気づかなかったことです。
全てがマイナスな物なんて無いものだな、と感じています。
疫病退散の「アマビエ」とむつ市のイメージキャラクター「ムチュラン」も繋がりましたね(笑)
最近は、ようやくコロナ禍が収まってきたニュースも耳にするようになりました。
この出来事が収束した先がどうなっていくのか?
次に何をすれば良いのか?
着物屋としてできることは何か?
そして、これからどう繋がっていくか?
次なる課題が始まっています。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2019年も今日で終わりですね。
今年は「平成」が終わり、「令和」の時代になりました。
元号が変わる年を経験できる回数は人生でそれ程無いと思いますので、今年は記憶に残る貴重な年だったと思います。
さて私事ですが、昨年白井社長が亡くなられた際に、アンサンブルの着物を形見分けで頂戴しました。
白井社長と私では身長が全然違うので、そのままでは着物丈が短すぎて着れません。
(腕の長さも違うので、もちろん裄も寸足らずです。)
こんな場合は、「洗張り」をして仕立て替えるのが一番です!
一度着物をほどいて反物に戻してから、仕立て直すことで希望寸法に着物が生まれ変わります。
↑洗張り直後の写真です。
頂いた着物は内揚げがたっぷり取ってあったので、私の身長でも十分寸法が出せるものでした。
ただ、今回ひとつ気になったのが羽裏でした。
「裏勝り」と言って、男の着物は「見えない裏地」にこだわりたいのです!(笑)。
そこで、これまた以前にお客様から頂いたお気に入りの羽裏があったので(これも着用してたもの)、今回の仕立て直しで使わせて頂くことにしました。
そんな訳で、「頂いた着物」と「頂いた羽裏」で自分サイズの男紬アンサンブルが完成しました!
このように、何年も前の古い着物を、新しく生まれ変わらせることが出来るのも、着物の素晴らしいところだと思います。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2019年11月、お世話になった白井社長の奥様が逝去されたとのお知らせが届きました。
昨年白井社長が亡くなって以来、ちょうど1年ぶりに東京青梅市へ。
平成7年〜平成12年。
呉服屋の修業中、まだまだ未熟な丁稚小僧だった私に、呉服屋としての必要な礼儀作法や、掃除の仕方などをみっちり躾けて頂きました。当時教えられた事は身体に染み込んでいて、今でも日々の振る舞いの基本になっていると思います。
そして呉服屋の息子は、ある意味ボンボン育ち(笑)。
そんな若者を甘やかさず『厳しく躾ける』という『奥様なりの役目』をしっかりと果たされた方だったと思います。
今回、奥様の葬儀には全国から11名の丁稚卒業生が集まりました。
時代は『平成』から『令和』へ
『平成』時代に修業した私たちですが、
『令和』になり、大きな節目を迎えたように感じています。
さて、これからの新しい時代をどう生きるか?
JUGEMテーマ:着物 きもの
9月6日(金)〜9日(月)までの4日間、「宮廷の雅 十二単展」を開催しました。
令和元年記念として開催した「十二単展」。
これから「即位礼正殿の儀」も行われますので、ちょうど良いタイミングで皆様にお披露目できて良かったと思っております。
十二単展のことが、2019年9月7日(土)の東奥日報朝刊に掲載されたので、遠方からも沢山の皆様にご来場いただきました。
実はこの「十二単」は、私にとって沢山の思い入れのあるものでした。
2017年に私が社長になるタイミングで、修行先のお店「創作呉服しらい」の閉店が決まりました。
2018年4月に「継承展」を開催するにあたり何度か足を運ばせて頂きました。
http://blog.kimono-goto.com/?eid=130
そして一年前、恩師が旅立ちました。
http://blog.kimono-goto.com/?eid=133
その形見として大切な大切な十二単を譲って頂きました。
不思議なタイミングと色々な出来事が重なって、今回十二単を飾ることが出来たので、その経緯も記事にして頂いて、本当に有難かったです。
元号が令和になったタイミングで開催出来たことも不思議に感じます。
十二単と共に届いた資料の中に、約40年前(昭和53年 西暦1978年)の新聞掲載記事がありました。
白井社長がこの十二単を発表した時に新聞に掲載された記事です。
なんと白井社長は当時47歳で今の自分と同じ年でした!つくづくご縁を感じます。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
去る8月25日(日)
市内のレストラン「パザパ」さん(ホームページ http://pas-a-pas-shimokita.com/ )とコラボして浴衣イベントを開催しました。
むつ下北の人たちは案外と浴衣を着る機会が無いのです。
持っているけど着る機会が無いというお話も良く聞きます。
そこで、気軽に浴衣を着て楽しんで貰えれば、と言う想いでこの企画が立ち上がりました。
初めてのイベントでしたので、どんな反応になるか?
開けて見ないと分からないのですが、お陰様で当日は沢山の皆様にご参加頂くことができました。
せっかく浴衣姿で参加頂くのだから、和の雰囲気で盛り上がるお楽しみ企画をセッティングしました。
まず一つ目が尺八演奏です♪
タイミングよく知り合えた事もあり(笑)、快く演奏を引き受けて頂きました。
尺八の音色がレストラン内に心地よく響き渡り、夏の夜の食事会にピッタリでした!
続いて登場いただいたのは、祭囃子の横笛奏者です♪
同じく私の無茶ぶりなお願いにも関わらず(笑)、快諾して頂き、演奏を披露して頂くことになりました。
演奏も次第に盛り上がり、最後はネブタ囃子で、跳人(ハネト)男児まで飛び入り参加となりました!
是非また来年も開催できればと思っております。
そして、関係各位の皆様ご協力頂きまして、誠に有難うございました!<(_ _)>
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JUGEMテーマ:着物 きもの
2019年8月18日〜20日の3日間、令和最初の田名部まつりが開催されました。
その最終日8月20日に一日限定で、小川町の旧店舗をオープンしました。
2010年に新店舗に移転したので9年ぶり。
と言っても商品は何も飾ったりもせず、ウィンドウを見せるようにしただけで、玄関のカギは閉まっておりますが(笑)。
旧店舗のお向いが小川町 義勇組の山車小屋という事もあり、山車に装着するパネルなどをお祭り期間中預る事になりました。
せっかくなのでウィンドウに飾らせて頂きたいと打診したところ、OKとのお返事を頂きました。
ウィンドウにピッタリ収まった「御簾」は、夜には灯りがついてとっても良い雰囲気になりました。
真夜中12時過ぎて義勇組の山車が帰って来たのを真ん前に見ながら旧店舗にて知人と乾杯♪
お祭りも最後ということで祭囃子と掛け声も最高潮。
山車と共にウィンドウに飾られた御簾を見に義勇組の人たちが大勢集まって来て、評判も上々でした。
ということで、令和最初の田名部祭りは、一日限定の最高の一夜となりました!
]]>JUGEMテーマ:着物 きもの
前回は、当店がこだわっている『水通し加工』についてお伝えしました。
後藤のこだわり浴衣 前編:水通しについて http://blog.kimono-goto.com/?eid=142
今回はその続きです。
水通しが終わった浴衣は、仕立て屋さんの手仕事で一枚の布地から着物へと作られて行きます。
お客様の寸法に合わせてヘラ付けを行っている様子。
浴衣の色に合わせて、縫い糸の色を決めます。
一針一針丁寧に縫っていきます。
意外とスピーディーに縫い上がっていく様子には、熟練の技を感じます。
柄合わせを考えながらコテで整えている様子。
縫いあがった所にコテを当てて「きせ」をかけます。
完成写真(前)
雪花絞りの素敵な浴衣の完成です。
柄合わせもバランス良く仕立てあがりました。
完成写真(後ろ)
雪花絞りを囲む亀甲模様も綺麗に並んでいて、とても映えますね。
仕立上がった浴衣は、寸法通りに出来上がっているか?柄合せは指定通りになっているか?
など丁寧に検品を行います。
検品も済んだら畳んで「たとう紙」に入れて『誂え浴衣』の完成。
ようやくお客様の元に届くことになります。
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後藤では季節の着物取り合わせやコーディネート相談、タンスの着物相談『タンスコンシェルジュ』も承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
青森県むつ市金谷1丁目14-19
電話0175-22-2647
定休日:水曜日
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JUGEMテーマ:着物 きもの
夏祭りや夕涼み会など、浴衣の似合う季節となりましたね!
さて、当店の誂え浴衣は、実はとってもこだわっている事があります。
それは『水通し加工』です。
一般的な誂え浴衣は、お買上→採寸→仕立て→完成
当店の誂え浴衣は、 お買上→採寸→水通し加工→仕立て→完成
となります。
この水通し加工をすることによって、
●生地の風合いが良くなり着心地が抜群!
●色落ちしにくくなる
●仕立てた後に生地が縮まず、寸法が狂いにくくなる
などメリットが沢山あります。
せっかくの誂え浴衣なので、生地本来の着心地を味わってほしいと思い、水通し加工をするようになりました。
それでは、こだわりの『水通し作業』を順を追って紹介します。
?加工前(お買上の状態)
↓
?検品して折り畳む
↓
?たっぷりと水に浸す
↓
?手洗いで糊を落とします。水を入れ替えて何度か繰り返します。
(洗剤は使いません)
↓
?水から出して軽く絞る
(まだ水をたっぷり含んだ状態です)
↓
?濡れた生地を手で少しずつ整えます
↓
?乾いた布で、水気を吸い取ります
↓
?竿に吊るして干し、自然乾燥させる
↓
★ここがポイント!
?吊るした浴衣の山と谷の部分に糊ムラが出ないように、1時間ごとに山をずらして丁寧に乾かします
↓
?出来上がり!
9割がた乾かしてからルーズに仕上げます。 できるだけ生地の自然な風合いを重視しています。
これでようやく水通しの完成です。
この後、いよいよ仕立て屋さんが寸法に合わせて縫い上げて行きます。
『水通し加工』は、たった一工程ですが、とっても大切な作業になります。
当店の誂え浴衣は、このようにお客様を想い、手間を惜しまず一反一反丁寧にお作りしています。
※『誂え浴衣』は仕立上るまで時間がかかりますので、お早めにご用命ください。
(仕立て状況にもよりますが1週間〜2週間ぐらい)
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後藤では着物専門店ならではの夏の着物を多数ご用意しております。
また、季節の着物取り合わせやコーディネート相談、タンスの着物相談『タンスコンシェルジュ』も承っております。
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定休日:水曜日
JUGEMテーマ:着物 きもの
和の生活マガジン『花SAKU』7月号の街で見かけた きもの美人コーナーに掲載して頂きました。
昨年はゆかた特集で取り上げて頂きましたが、今回のテーマは『フォーマル着物』。
(※過去の掲載内容は最後にリンク掲載しています。)
令和元年の幕開けを記念して「装いと振る舞いの心得指南」と題して、フォーマルの装いが特集されています。
春らしい訪問着や、軽やかな付下げ姿、姉妹でのツーショットなど、皆様とっても素敵な装いを披露しています。
全国の着物ファンが購読している雑誌なので、本州最北端から下北のきもの美人を発信できて光栄です。
ほかにも夏の涼やかヘアのレッスンなども掲載されて見どころたっぷり。
今回は部数を多めに取り寄せました。
当店にご来店のお客様に進呈しておりますので、どうぞお気軽にご来店ください。
ちなみに、昨年掲載して頂いたゆかた美人については下記リンクからご覧ください。
↓↓↓↓↓
2014年の特集ページはこちらから
↓↓↓↓↓
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JUGEMテーマ:着物 きもの
夏が近づき、お祭り準備が始まる頃となりました。
お店で時々依頼を受けるのが『裃(かみしも)の修理』です。
胸に家紋が入り、肩の部分が三角に尖がった裃の上の部分を肩衣(かたぎぬ)と言い、下にはく袴とセットで『裃』になります。
その肩衣(かたぎぬ)の骨?の部分が折れたので直してほしいという依頼を受けることがあります。
JUGEMテーマ:着物 きもの
「のしめ」ってご存知ですか?
赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈るお参りの時に、お祖母さんやお母さんが赤ちゃんを抱いて、上から掛けて着せる着物のことです。
6月に出産、夏場に着用する女児「のしめ」のお話を頂きました。
夏場なので、「のしめ」も夏物を、とのことでした。(※写真はサンプル品です)
生地が絽目になって透けているのが分かりますか?
横に白いラインが見えますが、絽目といって夏の生地の特徴です。
絽目は通気性が高く、透けた見た目が涼やかさを感じます。
大人の着物と同じで、生まれたばかりの赤ちゃんにも夏物があるんです!
ただし合理的な現代では、夏用の「のしめ」は生産も注文も非常に少ないです。
でも、衣装タンスの中からこの「のしめ」が出てきたら、その子の為に夏場にお参りをしたのが分かりますね。
そんな「のしめ」について。
当店では、女の子用なら「女児のしめ」、男の子なら「男児のしめ」と言って長年お客様にお話ししてきたのですが、いざネットで「のしめ」を調べると「のしめ(熨斗目)」は武士の着用する着物、または能装束や狂言装束のことだと表記され、お宮参りの着物についての記述はありません。
実は「のしめ」って業界用語らしく、正式な言葉ではないようなのです(^_^;)
なぜ「のしめ」って言うのだろう?と調べてみたところ、
模様の配置が、能装束の熨斗目模様と同じだから、その名前がついたと言うもの。
他には、お祝いを表す「束ね熨斗模様」のものが多いことから「熨斗目(のしめ)」と呼んでいると言うものもありました。
上記写真は「束ね熨斗模様」のお振袖。古典柄の代表格の柄で、とってもお目出度いので、振袖や留袖といった礼装の着物によく使われています。
という事で「のしめ」は一般的には「祝い着」「お宮参りの着物」「産着」「初着」などと呼ばれています。
ちなみにお宮参りとは…
産土参り(うぶすなまいり)とは…(コトバンクより)
産土神に詣(もう)でること。特に、生まれた子供が初めて産土神に参ること。地方により参拝日は生後100日目、また男児32日目、女児33日目などと異なる。お宮参り。うぶすなもうで。うぶがみもうで。
以上、長くなりましたが「のしめ」の素朴な疑問についてでした(笑)
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後藤では着物専門店ならではの夏の着物を多数ご用意しております。
また、季節の着物取り合わせやコーディネート相談、タンスの着物相談『タンスコンシェルジュ』も承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
青森県むつ市金谷1丁目14-19
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定休日:水曜日
JUGEMテーマ:着物 きもの
まだ6月ですが汗ばむ日が続いていますね。
これからの季節のぴったりな夏着物のご紹介。
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後藤では着物専門店ならではの夏の着物を多数ご用意しております。
また、季節の着物取り合わせやコーディネート相談、タンスの着物相談『タンスコンシェルジュ』も承っております。
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定休日:水曜日
JUGEMテーマ:着物 きもの
今日から6月。
着物の着こなしルールとして、6月からは『単衣(ひとえ)』の着物を着用することになります。
『袷→単衣→薄物』と移り変わる着物と帯や小物の取り合わせを一覧にしてみました。
6月は暑からず寒からずの気候ということで、裏地のつかない『単衣物』を着用するのが慣例になっています。
お洋服やスーツでも冬服と夏服の間に着る服があり、
以前は「合い服(あいふく)」「合着(あいぎ)」「間着(あいぎ)」などと呼ばれてました。
ご年配の方はよくご存知ですが、最近はあまり耳にしなくなりました(^^;)。
そんな合い服と同じ意味合いの着物が『単衣の着物』です。
一年の中で盛夏(7月・8月)を挟んだ6月と9月に着る単衣の着物。
表からは同じに見えますが、裏地がない分軽やかで涼しい着こなしになります。
『これから暑くなりますよ〜』と季節に先駆けて少しづつ装いを軽やかにして快適に過ごすための工夫なのだと思います。
ただし、このルールは絶対という訳ではありません!
来店されるお客様の着用の仕方も様々です。
例1)5月下旬
まだ袷(あわせ)の時期だけど、暑いから単衣の着物+袷用の帯を着用する方
例2)6月上旬
単衣の着物を着るけど袷用の帯を着用する方
例3)6月上旬
単衣の時期だけど、まだ上旬だから袷の着物を着用する方
※ちなみに披露宴の場合、会場のエアコンが完備されているため、季節に関係なく親族の方はほとんど『袷の留袖』を着用しています。
四季を大切にするお茶席であったり、伝統を受け継ぐ立場にある方は、着物で季節を表現することも求められますが、一般の方はあまり重く受け止めないで頂きたいと思います。
着物姿はそれだけで気持ちの表れを感じます。間違いなく先方さんに喜ばれますし、会場も華やかなものになります。
機会があれば、ぜひ着物でお出かけ頂きたいと思います。
(もちろん当店では単衣や絽の黒留袖にも対応しております!)
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後藤では着物専門店ならではの夏に向けた着物を多数ご用意しております。
また、季節の着物相談やタンスこんシェルジュも承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
青森県むつ市金谷1丁目14-19
電話0175-22-2647
定休日:水曜日
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日差しも強く汗ばむ季節となって参りました。
着物も衣替えとなり、これからは夏物・薄物シーズンになります。
そこで涼を感じる夏の着物をご紹介。
NO.001【紗袷の訪問着】
紗と紗を袷せて仕立てする着物を『紗袷(しゃあわせ)の着物』といいます。
紗の生地は一枚では薄物(7月・8月)になりますが、二枚重なっているので単衣(6月・9月)の装いにピッタリな着物になります。
真夏の一歩手前に着用するので季節が限定されますが、紗袷せは季節の変わり目を感じさせる、とても趣のある着物です。
透け感があるだけでなく、紗と紗が重なることで起こるモアレが波模様のように見えて、涼やかさを感じます。
写真の着物は絵羽模様なので紗袷せの訪問着になります。
裏側からの写真です。
実は下の生地は、かなり鮮やかに染めあがっています。
重なることで丁度良い色目になるように計算されて染めら
下の紗生地に絵羽模様を、上の紗には市松ぼかしで染め上げてあり、重なり合うことで完成する、大変手のかかった着物です。
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2019年5月1日、新時代「令和」が始まりました。
平成から令和へ元号が変わるその瞬間をみんなで祝おう!
というイベントがむつ市で開催され、大変盛り上がりました。
星空平和〜光でつなぐ平成から令和〜実行委員会
そしてその様子が全国ネットで中継されたり、多くのメディアに取り上げられました。
参考情報
Web東奥 「令和」幕開け 人文字と花火で祝う/むつ
私も参加させて頂きましたが、この記念日を市民が一体となって盛り上がる街に住んでいる事をとても嬉しく感じました。
そして、こんな楽しい企画をしてくれる素晴らしい人材がいる街だから、これから始まる令和という時代に希望や期待を感じています。
そして令和最初のお客様は振袖姿のお嬢様でした♪
赤地に束ね熨斗文様の正統派のお振袖を身に纏い、上品でとっても素敵でした。
むつ市のお祖母様に見て貰いたいとGWを利用して関東よりお越しになったので、お祖母様もとっても喜んでいらっしゃいました。
伝統と格式のある『束ね熨斗』文様と、お祝いの赤色は最高におめでたい組合せで、まるで新しい時代を祝っているかのように感じました。
お嬢様にとっても、ご家族にとっても、当店にとっても最高におめでたい令和初日となりました。
#令和 #令和初日 #令和最初のお客様 #おめでとう令和 #束ね熨斗 #赤古典振袖
facebookもご覧ください
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2018年10月
私が呉服屋さんの基本を学んだ『創作呉服しらい』の白井 尚 社長が87年の生涯を閉じられました。
( 在りし日の白井社長 )
白井 尚 社長はとてもカリスマがあり、当時は呉服業界で注目を集める方でした。
そんな社長の元に全国から「丁稚修行」をするため呉服屋さんの跡継ぎが集まっており、私もその一人でした。
・お客様の喜びを喜びとする
・正しい商売とは何か?
振り返ってみると、
人として真っ当に生きることを徹底的に教えこまれたように思います。
今でも身体の芯まで染み込んでいると思います。
あれから18年経ち、私は自分のお店の社長になりました。
2018年9月30日をもって修行先のしらい呉服店が閉店しました。
そして、自分のお店が閉店した次の日、白井社長は旅立ちました。
とても不思議でしたが白井社長らしい終い方のように感じました。
自分の中で、一つの大きな幕が閉じたように感じています。
お店に伺った際にしらいの社長と専務が使っていたそろばんを譲っていただきました。
先日そのソロバンを持って写真を撮らせて頂きました。
しらいで学んだことや「あったかいね…まごころ」を胸に次の時代に向けてスタートして行きたいと思います。
そして、どうぞそこれからも私たち丁稚卒業生の頑張る姿を見守りください。
大変お世話になり、有難うございました。
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『継承展』と重なり、報告が遅くなってしまいましたが、
和の生活マガジン 月刊誌「花saku」(きもの専門店向けの全国誌)
2018年6月号の「街で見かけた きもの美人」コーナーで、
むつ下北のきもの美人が掲載されました!
過去には、2014年4月号で特集ページで掲載して頂いたこともありました。
今回はきもの美人コーナーに浴衣姿で2ページにわたり掲載して頂きました!
写真はすべて店内やむつ市内で撮影したものです。
10代の可愛らしい装いがあったり、ワンランクアップの着物風に着こなしている方、ベテランの着こなしまで様々です。
皆様がご自分にぴったりな浴衣をお召しになっているのが、掲載された冊子からも伝わってきます。
当店の浴衣は、基本的に寸法を測って反物からお仕立てします。
いわゆるお誂えする【こだわり浴衣】となっております。
マイサイズなのはもちろん、加工法や仕立て方にもこだわり、とっても風合いが良い浴衣に仕上がります。
仕立て上がってハンガーに吊るしてある「プレタの浴衣」とは全然着心地が違います!
ぜひ皆様にも、お誂え浴衣の気持ち良さを味わって頂きたいと思います。
これから夏本番、今年は【こだわり浴衣】で「きもの美人♪」になってみませんか?
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JUGEMテーマ:着物 きもの
5月25日(金)26日(土)27日(日)、きもの後藤「継承展」を開催しました。
昨年社長に就任した時から、自分の中で大きな節目と考え準備してきた展示会です。
父であり社長である後藤義昭からバトンを譲り受けたのですが、私的には52年前に創業した初代社長、後藤マサヱの存在も大切に継承したいと思っていました。
また、昨年の暮れに私が5年間修行した「創作呉服しらい」がお店を閉めるとの知らせが届きました。
私が社長になったタイミングで、恩師のお店の閉店が決まったことに、不思議な巡り合わせを感じました。
そこで今回の「継承展」は初代から続く『後藤らしさ』を継承したい
そして、恩師から学んだ呉服の道も継承したいと思いました。
そんな想いで開催した「継承展」は、おかげさまで沢山の皆様にご来場をいただき、盛会に終えることができました。
多くの皆様からお祝いの気持ちを沢山頂き、心より感謝申し上げます。
また、スタッフや問屋さんをはじめ、多くの皆様の協力があるから商売を続けていけるのだと思っております。
関係各位の皆様にも心より感謝申し上げます。
今回の「継承展」は、私にとって物凄い励みになりました!
この感謝の気持ちを胸に、これから邁進していきたいと思います。
どうぞこれからも後藤を宜しくお願い申し上げます。
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社長に就任して半年。
当初は戸惑いも多く、社長としての覚悟も定まっていませんでしたが、沢山の方から「おめでとうございます」とお祝いをしていただき有難かったです。
そんな中、時々ハッとするような『お言葉』をかけて頂くことがありました。
「社長に就任したから正直言わせてもらうけど、これからの時代、もう着物は売れないよ。だから、これからどうすれば良いか、よく考えたほうがいいよ。」
自分の中でも薄々感じていたことをズバッと言われて、ストレート過ぎて刺さりましたが(笑)、「ほんとそうだよなぁ」と妙に納得もしました。
ある会合でのことだったのですが、その男性とはこれまで一度も話をしたことがありませんでした。
自分が社長に変わったタイミングでこんな風に面と向かって話してもらえたことが、何よりも嬉しかったです。
その上、これからの参考になるアドバイスも色々聞かせてもらいました。
最後に一言「ごめんよ、言いたいこと言って。」
出来る人はフォローが温かいですね。
また、ホームページを見てご来店頂いたお客様からは
「ツイッターやインスタもやった方が良いですよ!SNSで後藤さんの情報をもっと発信すれば絶対良いですよ!」
と、お客様目線で着物屋さんについて感じることを色々話を聞くことができました。
アドバイス通りお店の「インスタ」と「ツイッター」にチャレンジしようと思います。
さっそくツイッターとインスタグラムに挑戦することにしました。
↓↓↓↓↓
ツイッター:https://twitter.com/3daimekimono510
インスタグラム:https://www.instagram.com/kimono510
そして、先日挨拶に伺った老舗料理店の店主から頂いたのが
「社長就任 大変でしょうが おめでとうございます」
まさに的を得たお祝いの言葉が心に響きました。
今の時代の商売人へのエールだと思い、心に染みました。
こんな風に、皆様からの思いが聞けるのはとても有難いです。
私にとって、皆さんの言葉は大きな収穫です。
これからも、皆さんから温かいお言葉、よろしくお願い致します。
この度、社長就任を記念した展示会『継承展』を開催させていただきます。
http://kimono-goto.com/event/1805sale.html
・と き 5月25日(金)26日(土)27日(日)
・ところ 下北文化会館
どうぞよろしくお願いいたします。
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2016年から始まった『むつまちゼミ』(http://mutsuzemi.com/)。
第5回が開催され各講座大変盛り上がっております。
今回、当店では3つの講座を設けましたので、簡単にご紹介します。
まず、前回大人気だった講座『ピンチで楽々帯結び』
開催日時:2月27日(火)・3月10日(土)PM2:00〜
「着物は着れるけど帯結びが大変なのよね…」と言う方は多いと思います。
そんな皆様にうってつけなのがこの『ピンチで楽々帯結び』講座です。
参加された皆様からは「目からウロコだった〜!」と大変喜ばれております。
初めての方でもちゃんとお太鼓姿が完成します!
是非一度ご参加下さい。
そして地味ながら毎回好評なのが『簡単きれい半衿付け講座』です。
開催日時:2月24日(土)・3月6日(火)PM2:00〜
いつも当店で行っている半衿の付け方を学んでいただく講座です。
半衿の付け方に正解は無いと思います。
ご自分のやり方で十分だと思いますが、シワにならないで奇麗に仕上がるポイントなどを踏まえながら当店流の付け方を学んで頂いております。
そして3つ目が今回初開催『着物姿に変身体験♪』です
開催日時:2月18日(日)・3月3日(土)PM2:00〜
この講座は純粋に「着物姿になってみたい♡」と思う方なら誰でもご参加OKと言う講座です。
お店のプロが何かを教えるとか、何かを学べるとか、作るとかいうのは全然ないです(笑)。
純粋にこの講座を通して、着物姿に変身して頂いて着物を身近に感じて貰いたい!
また、非日常の着物姿に変身することで気分をリフレッシュして頂ければ嬉しいなって思ってます。
こんな風に色んなアイディアが浮かんで、それを勢いで実行できたりするのも『まちゼミ』ならではだな〜と思います。
と言う事で、今回もまちゼミを通して沢山の方に出会えることを楽しみにしております。
どうぞ当店のまちゼミ、そして『むつまちゼミ』『大畑まちゼミ』を沢山楽しんでくださいね。
むつまちゼミ ホームページ
大畑町ゼミ ホームページ
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JUGEMテーマ:着物 きもの
あけましておめでとうございます。
2018年がスタートしましたね。
むつ下北は穏やかなお正月を迎えております。
さて、私事ですが昨年の暮れに専務から代表取締役社長に就任いたしました。
長年「専務」と呼ばれてきたので、「社長」と言われてもまだまだ不慣れでございます(笑)。
もちろん父も「会長」になりましたが、元気さはいつも通りでございます(笑)。
体制は別段大きく変わってないのですが、私の中で『意識』は大きく変わったような気がしています。
さて、今の時代私たち呉服屋さんに求められる役割とは?
さて、このお店という船をどちらの方向へ向けて行くのか?
さて、このスタッフとどうやって進んで行くのか?
まだまだ暗中模索ですが、一つだけはっきりしている事があります。
それは
『着物ファンを増やす!』という事です。
世の中が物凄いスピードで変化しています。
和装文化に対する価値観も大きく変わりました。
そんな『現代』において『着物っていいな!』と思ってもらえたり、着物に袖を通して頂ける方を一人でも増やしたいと思っております。
その為に出来ることを沢山考え、提案できる年にしたいと考えております。
どうぞ皆様、今年一年よろしくお願い致します。
■新春初市 1月3日(水)より
お楽しみ『サイコロゲーム♪』で運だめし!もれなく記念品プレゼント♪
皆様のご来店お待ちしております。
きもの後藤のホームページもご覧ください
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JUGEMテーマ:着物 きもの
先日、お客様をお誘いして着物で紅葉狩りに行ってきました。
向かった先は下北半島の紅葉の名所『薬研渓流』です。
当日はあいにくの雨模様でしたが、その分着物でゆっくり食事を楽しみました。
また、雨に濡れた薬研の紅葉はしっとりとして、とても奇麗でした。
今回薬研に行ったのには理由があります。
当店の初代社長夫妻は薬研の紅葉が大好きで毎年紅葉狩りに行っておりました。
その時の写真も残っていて、とてもいい写真なのです!
だから、着物で紅葉狩りの1回目は是非とも薬研にしたかったのです。
当時の写真と同じ場所だろうと思われる所を発見!橋が新しく作り直されていました。
時代を超えて同じロケーションで撮影してみました。
姉妹で参加されたお客様。偶然ですが、先代の社長が羽織っている大島紬の道中着も同じような柄ですね。
雨の日のお出掛けには雨ゴートがあると安心ですね。紅葉をあしらった小紋は譲られ着物です。
よく見ると昔の写真も道路が濡れているような…。雨もまた良いものです。
せっかくなんで私も撮ってもらいましたが、昔の写真と同じ雰囲気ではないですね(笑)。
リベンジで、また来年出かけてみようと思います。
大畑の『街道の茶屋 きんぱ』さんのお昼もとても美味しかったです。
おかげさまで時代を超えた紅葉狩りを満喫できました。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
ご無沙汰しておりました(^^;)。
しばらくサボっていましたブログ、再開します!
毎日ほんとに暑いですね〜💦
今日も朝から30度近い気温でもう溶けそうです(笑)。
さて、今年も着物de歌舞伎観劇バスツアーを開催しました。
当日も夏日でしたが、爽やかな風が吹いて丁度いいお出かけ日和となりました。
今年は中村芝翫さんの襲名、さらに息子さん3人も同時襲名という事でお茶の間を賑わせているので、早くから参加予約が一杯になりました。
最近はテレビで奥さんの三田寛子さんを見かける機会が増えましたので、それもまた盛り上げに一役買っているのではないでしょうか。
さて、参加したお客様はめいめいに夏の着物をお召しになって会場へ。
なんと今年の座席は、ステージから目と鼻の先!
改まった着物姿で観劇する事で、襲名記念に華を添える事ができたかな?って思いました。
演目は
『猩々』
『口上』
そして『熊谷陣屋』は中村芝翫さんの想いのある演目との事で、参加した皆様も大満足の様子。
今年も皆さんでパシャリ!
皆様素敵な笑顔です♪
夏の着物って透け感があるので、見た感じが涼やかですね〜( ^ω^ )
朝早くから着物を着るって面倒なこともありますが、着物姿でしか味わえない気分を得られて充実感も高まるのではないでしょうか。
これから夏本番、どしどし夏の装いを楽しみましょうo(^-^)o
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JUGEMテーマ:インテリア小物・雑貨
2017年はお正月から穏やかな日が続いていますね。おかげさまで当店は51年目を迎えることが出来ました。さて今年はどんな年になるんでしょうか?
昨年末に倉庫を片づけていたら、紅型染めの衝立が出てきました。
京紅型の第一人者 初代栗山吉三郎さんの作品で、とても迫力のある鶴が描かれています。
おそらく30年ぐらい前のもので、今では手に入らない貴重なものです。
丁寧な仕事で、手作り感たっぷりで、とても味わいがあります。
酉年にちょうどいいと思い、お店に飾ってみました。
鶴は縁起の良いので、きっと良い年になると思います(笑)。
さて、1月は成人式があったり、各団体の新年会が続きます。
私もすでに何度か着物姿で出席しました。
それこそ一年の中で、一番きもの姿が見られる月だし、一番着物が似合う月だと思います。
ですので皆様には、どしどし着物をお召しになって頂きたく思います。
私が修行時代お世話になったお店のモットーは「あったかいね…まごころ」でした。
今でもそれは自分の中にあって、「まごころ」を大切に今年も一年過ごしていきたいと思います。
お客様の心に何かしら届けることが出来るようような「コト」ができればいいな〜と思っております。
どうぞ今年も一年よろしくお願いいたします。
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JUGEMテーマ:着物 きもの
9月24日(土)
青森市で開催された『市川海老蔵 特別舞踊公演』の観劇バスツアーに行って来ました。
着物でお出かけするので天候が心配されましたが、連日の雨もあがり、気持ちのいい秋晴れ、最高の着物日和でした。
初めて見る、生「海老蔵」さんはやはり迫力満点、最高でした‼
座席も舞台の近くだったので、皆さん海老蔵さんと目が合った〜と言って喜んでいらっしゃいました(笑)。
これが銀座の歌舞伎座だと、おそらくこれだけ近くでは見られないので、地方巡業の良さ、恩恵を受けることが出来たと思います。
それにしても、やっぱり海老蔵さんの目ヂカラは半端なかったです‼そしてオーラというか、存在感を凄く感じました。
特に、最後の演目「連獅子」は圧巻で、会場は割れんばかりの拍手。
公演が終了して幕が下りた後も超満員の観客からの拍手が鳴り止みません。
舞台の素晴らしさはもちろんでしたが、きっと今日の舞台だけでなく、奥様の事情も踏まえてお客様皆さんの応援と祈りの気持ちも込められているのだろうなぁ〜と感じました。
そして、それに応えてくれるように、海老蔵さんも何度も幕を上げてくれたのがとても心に響きました。
チケットもすぐに完売してしまう人気ぶり。迫力満点の舞台、観客を魅了するスター性、観客の気持ちに応えてくれる振る舞い…、やっっぱり海老蔵さんはこれからの歌舞伎界を背負って立つ人なんだ、と改めて感じることが出来ましたし、そんな方を間近に観ることができて大変満足な観劇ツアーとなりました。
観劇後、ちょうどタイミング良くホテル青森にて、華道 小原流の『造形展』が開催されていたので、そちらにも足を運ぶことが出来て、造形展の作品も拝見でき、文化芸術の秋を堪能した一日となりました。
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先日、創業50周年の節目として開催した展示会『五十年祭』は お陰さまで盛況に終えることが出来ました。
沢山のご来場、沢山のお祝いまで頂戴し誠にありがとうございました。
後藤がむつ下北に呉服屋として創業して50年。
50年の月日が流れ
経営者が変わり、
お店のスタッフが変わり、
お客様が変わり、
店舗が変わり、
染織元や問屋さんが変わり、
取扱い商品や着物の柄ゆきが変わり、
街が変わり、
ライフスタイルが変わり、
着物に対する意識やニーズが変わり、
……
50年前と今では本当に沢山のものが変わってしまいました。
そんな中で、「後藤」を選んで頂き、後藤の着物を着て頂けている事に、
とてもとても有難く思っております。
一方変わらないものもあります。
『一期一会』
お客様との出会いを大切にすること。
その時々のお客様とのやりとり『商いの仕方』。
常にお客様のことを考えること。
誠心誠意お客様の為に尽くすこと。
お店のプライドを持って商品を揃え、提供すること。
……
時にはお客様のご希望に添えなかったり、ご迷惑をおかけする時もありますが(^^;;、
これからも日々お客様の為に研鑽して、より良いお店に成っていきたいと思っております。
そして、非常に有難いことなのですが、
これだけ世の中が変わっていく中で、創業当初から50年にわたってお付き合いを頂いているお客様がいらっしゃること。
私が生まれる前からのお客様です(笑)。
そんなお客様から昔の話を聞かせてもらえる度に非常に嬉しくて、これこそが50年の歴史なんだと感謝しても感謝しきれません。
益々スピードを上げて変化していく世の中で、これからどのように進めばいいのか?
未来のことは分かりません!(笑)
ただ一つ言えることは、当店にいらして頂ける皆様に
『着物』を通じて豊かさや心地よさ、和みのある生活を送って頂きたい!
そのお手伝いが出来るように、これからも一生懸命商いをさせて頂きたいと思っております。
まずは、50年の節目が無事に盛況に終える事が出来たことに改めて感謝申し上げます。そして、これからも変わらぬ御愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m。
市内各地では桜が満開、お花見シーズン真っ盛りですね。
去る4月16日(土)当店では『創業50周年記念 春の着物パーティー』を開催しました。
パーティーでは歌あり踊りありゲームあり、恒例のあのゲストも登場しました。
また、創業50周年を記念したスペシャル企画のショーを開催して、盛会に終えることができました。
着物姿で埋め尽くされたパーティー会場は大変華やかで、むつ市において一足先にお花見をさせて頂いたように感じました。
ちょうど、九州地方での大きな地震のニュースの中での開催でしたので、お店のメンバーの出し物で頂きました『お花』(ご祝儀)を義援金として、50周年の節目を迎えることが出来ました当店の気持ち分もプラスして、市役所に寄付させていただきました。
そして実は、当店の原点は熊本にあるのです。(これについては後日書きますね。)
どうぞ被災地の皆様が一日も早く元の生活を取り戻しますことを心よりお祈り申し上げます。